不耕起栽培の畑を開拓|週末農家の不耕起栽培

不耕起畝

今回は、春からの不耕起栽培に備えて畝づくりをします。
春になると雑草を刈ってから畝を作る必要があるので、畝づくりは冬の間に行った方が楽ちんです。

前回 ➔ 農地開拓の方針設定

とりあえずここを畑にする予定です。耕作予定地

邪魔な丸太は、とりあえずチェーンソーで適当な長さに切ってどかしておきます。
今のところ使い道は思いつきませんが、薪くらいになら使えるでしょうか。

太めの枝や葉っぱは、処分する方法もないので一カ所に集めておいて少しずつ燃やすことにします。
燃やしたあとの灰を集めておけば、石灰代わりに使えるかもしれません。

積み上げた枝

半日くらいかけて、丸太や枝をどかした地面です。

地面まだ細かい枝はたくさん残っていますが、キリがないのでこのままにしておきます。
おそらく2~3年もすれば土に還るでしょう。

 

さて、これからここに畝を作っていくのですが、適当に畝を作れば良いわけではありません。

基本的に不耕起栽培では同じ畝を数年間使い続けることになるので、畝の幅や長さを慎重に考えてから作ります。
適当な畝を作ると、使い勝手が悪くなって結局作り直す羽目になります。
それに何度も畝を作り直していては、畑を耕しているのと変わりませんからね。

とりあえず、畝幅は広めにとって「1メートル」。
畝の長さは「4メートル」くらいにしておきます。

3畝ほど作ってみましたが、木の根や枝がたくさんあって一苦労でした。
土自体は思っていたより柔らかかったですけどね。

畝づくり

そこら中にある太い切り株は、抜きようがないのでそのままです。
かなりの年数がかかると思いますが、いずれ腐って無くなるでしょうし、切り株と一体化した畝というのもなかなか味があるのではないでしょうか?

 

さて、畝はこの調子で増やしていくとして、春からどんな作物を育てていくか考えておかなければいけません。

地層

試しにスコップで地面に穴を掘ってみると、地表の5cmくらいは杉や桧の葉っぱや細かい枝であることがわかります。
触った感じだと、バーク堆肥が敷き詰められているような状態でしょうか。
全体的に若干粘土質ですが、傾斜のある土地なので水はけは良さそうです。

これだけ堆肥部分の層が厚いと、根が深く張らない野菜を育てるのは厳しいかもしれません。
未熟な堆肥なので、種を直まきしても成長不良をおこしてしまう可能性もあります。

とりあえず無難にイモやマメから始めてみる予定ですが、ダメもとでいろいろな種や苗を植えてみようかと思います。
枯れてしまう野菜も多いでしょうが、中には予想外の成長を見せてくれる野菜があるかもしれません。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

86年生まれの酒が飲めない九州男児。 家庭菜園が好きすぎて自分の畑を手に入れるためだけに農家になった。 5年前に新規就農し、現在は野菜のネット販売でお金を稼ぎながら家庭菜園を楽しむ「JAに野菜を売らない農家」。 現在家庭菜園16年目。