ここ一週間ほどずっとすっきりとしない天気でしたが、今日は久しぶりに太陽が顔を出してくれました。
畑に入るにはまだ少し地面がぬかるんでいますが、せっかくの晴れ間に何もしないのももったいないので、二週間ほど前に立てておいた畝にニンニクの種を植えたいと思います。
こちらが毎年植えているニンニクたちです。
品種は右側がジャンボニンニク、左側がホワイト六片です。
以前はもっと多くの品種を育てていましたが、今はこの2種類に落ち着きました。
ジャンボニンニクは見てのとおり、非常に大きくて食べ応えがあります。
厚めにスライスして炒め物に入れると、シャキシャキとしたジャガイモのような歯ごたえとニンニクの香りが良いアクセントになります。
丸ごとホイル焼きにしてもホクホクしてて美味しいですね。
ただニンニクの香りがかなり少ないので、擦りおろして薬味にするというような使い方には向いていません。
どちらかというと薬味というよりは具材の一つとして使う感じでしょうか。
ホワイト六片は有名なので名前を知っている人は多いと思います。
粒の数は少ないですが、一粒一粒が大きくて擦りおろしたときの香りも強いです。
薬味としての味や香りは、ジャンボニンニクや安く買える中国産のニンニクとは比べ物になりません。
ちなみにニンニクの「種」と言いましたが、植え付けるのは正確にはニンニクの一片(鱗片)です。
このニンニクの一粒一粒が一玉のニンニクになってくれます。
使う頻度によって変わりますが、私の場合は出来の良いニンニクを2~3玉取っておけば、一年間ニンニクは買わなくて済みます。
しっかり保存しておけば、種も毎年使い回せるのでお得です。種も買うと高いですからね。
よほどニンニクの出来が悪かったり、病気になったらさすがに買い換えますが、私はかれこれジャンボニンニクは5年、ホワイト六片は8年ほど種を買っていません。
さて、植え付けの前にまずはニンニクの選別をします。
玉のニンニクを一片ずつに分解して小さい種やペラペラの種を取り除きます。
買った種でなければ、取り除いたニンニクも普通に食べられます。
使う種を選んだら植え付けします。
普通のニンニクは株間15cmくらい。
ジャンボニンニクは大きくなるので株間20cmくらいで植え付けます。
ニンニクの尖った方を上向きにして5cmほどの深さに植え付けましょう。
植え付けたあとは、よほど乾燥していなければ特に水やりなどの世話はいりません。
むしろ水をやり過ぎると種が腐ってしまいます。
品種によって違いますが、一か月以内には芽が出そろいます。
ニンニクは割と芽が出るのが遅い方なので、すぐに芽が出なくてもあまり焦らなくても大丈夫です。
ニンニクは発芽しやすいですが、種に傷がついていたり雨ばかり降っていると、腐って芽が出てこないことがあります。
畝の歯抜けを気にしないなら大丈夫ですが、気になるなら他の畝に予備でいくつかのニンニクを育てておくと良いと思います。
病害虫にもそれなりに強く作りやすいニンニクですが、欠点は吸肥力(養分を吸収する力)が強すぎることでしょうか。
ニンニクは吸肥力が強いと良く言われますが本当にその通りで、ニンニクを育てた土は驚くほど弱ります。
ニンニクを育てた後の畝は、カサカサになってまるで砂のようです。
私も本当はもう少し沢山のニンニクを育てたいのですが、あまり欲張ると畑の栄養が吸い尽くされてしまいそいうなのでこれくらいにしておきます。
さて、今日の畑仕事はここまでです。
お付き合いありがとうございました。
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