家庭菜園の強い味方ビニールマルチ。
雑草防止や地温の上昇、水分保持など多くの効果があり、家庭菜園には欠かせない資材となっています。
特に雑草防止の効果が高い黒マルチは、毎日畑に行けない週末農家の強い味方です。
そんなビニールマルチに苗を植えるとき便利なのがマルチ穴あけ器(マルチカッター)。
マルチに押し付けるだけで簡単にキレイな穴を開けることができるので、とても便利です。
使用頻度はそれほど高くない・・・
マルチカッターは便利ですが、使うのは種や苗を植え付けるときだけです。
私はすべての作物にマルチを使用しているわけではないので、使用頻度はそれほど高くありません。
1回の使用で開ける穴の数も、多くて20~30個くらいでしょうか。
私もそうですが、普通の家庭菜園では1日でマルチに50個や100個の穴を開けることはそうそうないと思います。
あるとすれば玉ねぎくらいですが、多くの方は玉ねぎの植え付けには最初から穴の開いている玉ねぎ専用マルチを使っているのではないでしょうか?
マルチカッターの値段は物によって差はありますが、だいたい1,000円前後です。
私が近所のホームセンターで購入したマルチカッターは900円くらいでした。
それほど高価なものでは無いですが、「そんなに使わないから手やハサミで穴を開ければいいか」と考えて買わない人も多いと思います。
マルチカッターを自作しよう
というわけで、買うのがもったいないなら自分で作ってしまいましょう。
インターネットなどでよく紹介されているのがスチール缶などを金切りバサミで切って作るものです。
マルチカッターの特徴として、刃の厚いものほど丈夫で長持ちしますが切れ味はイマイチです。
刃が薄いものは切れ味は良いのですが強度が低く、土の塊や小石などがあると簡単に刃が曲がってしまいます。
「切れ味がよくて強度も高い」というマルチカッターには、今のところお目にかかったことがありません。
スチール缶で作ったマルチカッターは、刃が薄いので切れ味が高いです。
強度はそれほど高くありませんが、材料が缶なので壊れても新しく作ることができます。
ですがスチール缶を金切りバサミで切るという作業は非常に危険で、缶を切っているときに手が当たると簡単に手が切れて怪我をします。
それに普段の生活で使わない金切りバサミを持っている人は少ないと思いますので、このためだけに金切りバサミを買うのはもったいない気がしました。
そこでお勧めなのが、次に紹介するペットボトルのマルチカッターです。
作るのが簡単なのに、意外に切れ味は良いんですよ。
ペットボトルマルチカッターの作り方
1.材料の準備
500㎖のペットボトルを用意します。
強度が高いので炭酸飲料のものを使った方が良いです。
2.2つに切り分ける
ハサミで切り込みを入れて横に2分割します。
3.刃の部分を作る
断面をギザギザにカットして刃の部分を作ります。
4.完成!
1個作るのにだいたい5分くらいです。
しかも1個のペットボトルから2個作ることができます。
では、早速使ってみましょう
マルチに差し込んで
引き抜く。
穴あけ器に切れたマルチがついてきました。
キレイな穴が開きました。
いろいろな角度のものを作って試してみましたが、刃の幅は5ミリ程度が一番切れ味が良い気がしました。
食い込みが良くなるように刃を長く尖らせたものも作ってみましたが、逆に穴が開けにくくなってしまい、結局正三角形くらいの刃が一番食い込みが良いという結論に達しました。
安物を買うよりは切れ味も良い
強度こそ劣りますが、ホームセンターで購入したマルチカッターよりも切れ味は良いですし、雑に保管しても錆びることもありません。
(左側がホームセンターで購入したもの、右側がペットボトルで作ったもの)
強度もそこそこあって10や20の穴を開ける程度なら問題なく使用できます。
土の塊や小石があると曲がってしまいますが、それは市販のマルチカッターでも同じですし、マルチを張る時は土をある程度耕しているのが普通なので、私はそこまで気になりませんでした。
なにより材料がペットボトルなので金属の缶と違って簡単に使い捨てできます。
壊れたら燃えるゴミに捨てれば良いですし、ジュースのペットボトルとハサミさえあれば5分で作り直すことができます。
簡単に作れて便利なペットボトルマルチカッター
是非一度作ってみてくださいね!
参考にになりました。ありがとうございます。
一度挑戦してみます。また、結果を報告します。
コメントありがとうございます。
土の質によっては使い勝手が悪いかもしれませんが、ホームセンターで安売りされているものよりは実用性があると思います。
使用した感想、楽しみにしています。
なあるほど。無心になって草取りをするのも大好きなので、できるだけマルチは使わずに菜園をしてきました。この度、種まきした玉ねぎが40分の6しか育たず、初めて苗を購入することにしました。なんと50本一束でしか売っていないようで。びっくりしました。
50本の苗を植えるのなら、穴あきマルチを初めて買って試験的に使ってみようかという気にもなりましたが、3年前に買った黒マルチがそのままあるので、それを使おうと思いました。そうなると穴開けです。熱した缶を使う手もありますが、ビニルを焼くのに抵抗があり、穴あけでマルチが引っかかり難儀しそうな気配も。
折り紙のようにマルチを折りたたんではさみで丸い穴をあけてみようかと思っていました。
ペットボトル案はやってみようと思います。
コメントありがとうございます。
確かに玉ねぎの苗は50本や100本一束が多いので、菜園スペース次第では持て余すかもしれませんね。
玉ねぎの畝は草抜きが大変なので私の畑ではマルチを使用していますが、マルチを張ると追肥が面倒なので一長一短あるかと思います。
それにしても、玉ねぎのマルチは穴の数が多いので専用のものを購入していましたが、折り畳んで一度に穴を開けるという発想はありませんでした。
面白そうなので、今年の玉ねぎで試してみようかと思います。
家庭菜園でマルチカッターが欲しかったのですがずっと我慢していて、手で開けたりハサミで切ったり、はたまた穴の空いたマルチを使ったりしていました。ペットボトルで自作できるなんて、とても嬉しいです!早速明日作ってみます。ありがとうございました。
コメントありがとうごいざいます。
マルチカッターはあると便利ですけど、毎回使う道具ではないので買うかどうか悩むんですよね。
気に入ってもらえると嬉しいですが、もし使えなくても無駄になるのはペットボトル1本なのでご容赦ください(笑)
今朝早速作って使ってみました。カッターで半分に切った小さなペットボトルに刃を一定に間隔で///////////と切れ目を入れてから、逆向きに山を作って切り落としていったら1分もかからずにできました。(雑な性格です)
その後、マルチに押し付けながら回して、柔らかいボトルの胴体を少し押して土も掻き出しました。スティックセニョールの小さな苗をその穴に入れて、ボトルの土を周囲にかけて終了!とっても楽でした。今まであまり綺麗な穴が開けられず四苦八苦していましたが、まさにあっという間に植え込みができ、本当に感謝です。ありがとうございました。
寒冷地の小さな庭の畑で去年から野菜作りを始めました。まだ桜が咲いていて朝晩は寒いですが、寒冷紗などで工夫して色々な野菜を育て始めています。夏は短いですが害虫が少ないようで全くの無農薬で何でも収穫できますので、その点はとっても楽です。
興味深い記事がたくさんあってこれから勉強させていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
情報ありがとうございます!
早速作ってみたいと思います!
マルチカッターを買うかどうか考えていましたが、良い記事に出逢えて感謝です!実際に実践された方のコメントもあり、早速作ってみようと思いました。ありがとうございます☺
助かりました。 私も農業が好きです。 今年が初めてばかり、いろいろ教えてください。
[…] 参考にしたサイトはこちら […]