最近続いていた雨のおかげか、一斉に生姜の芽が出てきました。
同じ日に植え付けた里芋から、遅れること約1か月です。
「生姜はスロースターターなので、芽が出るのが遅いんです。」
と、毎年のことだから理解はしているんですが、やっぱり芽が出てくるのが遅いと心配になってしまいます。
種ショウガの販売時期がもう終わっているので、芽が出てこなくても買いなおしができませんからね。
しっかり生えそろってくれたようで一安心です。
種ショウガを植え付けるときにも説明したかもしれませんが、里芋と生姜はコンパニオンプランツの関係にあります。
コンパニオンプランツというのを簡単に説明すると、「近くで栽培するとお互いに、もしくは一方に良い影響を与える組み合わせ」です。
里芋は強い日差しを好む作物なのに対して、生姜はあまり強い日差しを好まないので、背の高くなる里芋の陰になるように生姜を植え付けると、生姜が良い感じに育ってくれます。
さらに里芋も生姜も水分を多く必要とする作物なので、水遣りなどの世話の方法が近く、一緒に栽培すると管理も楽になります。
ちなみにコンパニオンプランツの関係で言えば、互いにではなく里芋から生姜への一方的な影響になりますね。
昔は里芋と生姜を交互に植えていたんですが、同じ畝で栽培すると土寄せのタイミングが違ううえに、収穫のタイミングも微妙に合わなかったので、今は里芋の北側の畝に生姜を植えるやり方に落ち着きました。
とはいえ個人的には、コンパニオンプランツにあまりこだわり過ぎなくても良いと思っています。
菜園プランを考えるとき、コンパニオンプランツを意識して計画を立てるのは好きですけどね。
有名なものだと「トマトとバジルを混植すると害虫の被害を減らしてトマトの味も良くなる」と言うものがあります。
相性が良いのは分かるのですが、私は料理にあまりバジルを利用しないので、そんなにたくさん植えても無駄になってしまいます。
それに普通にトマトの株間にバジルを植えると風通しが悪くなるので、バジルを植える分だけ株間を広く開けないといけません。
畑の広さがいくらでもあるなら問題ないですが、コンパニオンプランツを成立させるためにそんなに好きではない野菜を植えて、好きな野菜を育てるスペースが減ってしまったら本末転倒ですよね。
なのであくまでオマケみたいな感覚で、「たまたま相性の良い野菜を一緒に育てていたら近くに植えてみる」というのが私にとってのコンパニオンプランツとの付き合い方です。
里芋と生姜の話から少し離れてしまいましたね。
とはいえ連日の雨で畑がぐちゃぐちゃなので、今日はあまり畑には入らずに里芋の追肥だけしておくことにします。
さて、少し早いですが今日の畑仕事はここまでです。
お付き合い、ありがとうございました。
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