今回は、農地開拓の方針を決めていきます。
前回 ➔ 一から始める農地開拓
開拓を始める前に、まずは土地の全体像を確認しておく必要があります。
実際の土地の広さは約1000坪もありますが、実際にすぐに利用できる土地はそれほどありません。
こんな感じに、枯れ枝と雑草が生い茂っているくらいはまだ良い方で
伐採された杉と桧の枝が大量に積みあがっているところや
隣の敷地から迫ってくる竹やぶもあります。
どこもそうなのかもしれませんが、樹木を伐採する業者ってお金にならない形の悪い木や枝は処分してくれないんですね。
確かに土地を買うときにそういう話はしていませんでしたが、少し予想外でした。
まあ、今さら言っても仕方がないので、何とかして少しづつ処分していくことにします。
竹やぶについては、ある程度は残しておこうと思います。
品種は分かりませんがどうやら細い竹のようなので、支柱の代わりにできそうですし、春になればタケノコも収穫できるかもしれません。
竹の管理の手間を考えると全部切ってしまった方が良いのですが、隣りの敷地から来ている以上根絶やしにすることは不可能なので、せっかくなので有効活用してみましょう。
とりあえず少し手をかければ畑にできそうなのはこのあたりでしょうか?
丸太を撤去して小さな木や草を刈ればなんとかなりそうです。
だいたい90坪(300㎡)くらいの広さですが、いきなり畑を広げすぎても管理ができないので、まずはこのくらいから始めてみましょう。
さて、新しく畑を始めるにあたり、今後の方針を決めておこうと思います。
後々変更する可能性はありますが、まったく目標が無いのでは面白くありませんからね。
とりあえず大きな方針としては「手間とお金を極力かけない」というもの。
具体的には以下の4つになります。
- 畑は耕さない
- 農薬と化学肥料は使わない
- 農業資材を極力買わない
- 育てる野菜は自家採種する
①畑は耕さない
元からトラクターが入れる地形ではありませんし、入れたとしても地面は切り株や木の根だらけで耕せません。
この土地のために高い重機を買うわけにはいかないので、不耕起栽培に挑戦します
②農薬と化学肥料は使わない
農薬や肥料を買うにはお金がかかるので、無農薬・無化学肥料の方針で行きます。
肥料はコストをかけずに手に入る有機資材のみを利用します。
具体的には、精米所で手に入る「米ぬか」と山から持って来れる「落ち葉」など。
③農業資材を極力買わない
ビニールマルチ➔ワラやもみ殻、支柱➔竹など、極力資材に費用をかけないようにします。
別に弥生時代に戻りたいわけではないので最低限の道具にはお金をかけますが、他で代用が利くものは極力買わないで済むように工夫します。
④育てる野菜は自家採種する
これは最終目標になりますが、種を買うのは最初だけで以降は自家採種した種で栽培したいと思います。
最終的には、この畑の中だけで栽培のサイクルを完結することを目標にします。
当面はこの4つの方針を目標として作業をしていきたいと思います。
この方針が、一年後にどうなっているのか楽しみです。
次回 ➔ 不耕起栽培の畑を開拓
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