今日の畑仕事は、生姜(ショウガ)の収穫です。
生姜は11月頃から収穫ができます。
ですが生姜は保存が難しい野菜なので、一度掘り起こしてしまうとあまり日持ちがしません。
新鮮な生姜を長い間楽しむには必要になったらその都度収穫するのがベストです。
ただし、畑に植えたままでも氷点下になると寒さで傷んでしまうので、霜が降りる時期を目安に収穫を終えるようにしましょう。
ちなみに生姜の保存に適した環境は「気温15度、湿度90%」といわれています。
この環境が用意できれば1年間は保存が可能ですが、一般家庭でこの環境を維持するのは難しいでしょうね。
一般家庭で生姜を保存する場合は、冬の寒い時期は室内の密閉された容器に、夏の暑い時期は冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
保存状態にもよりますが、1か月くらいは保存できますよ。
さて、話を戻して生姜を収穫していきましょう。
今回収穫する生姜(品種不明の大生姜)です。
最近急に気温が下がってきたので、残っている株はすべて収穫してしまいます。

地上部の葉っぱは食べられないので、鎌で切ってからスコップで収穫します。

新鮮な大生姜が収穫できました。
特に防寒対策をしていませんでしたが、まだ傷んでいないようで安心しました。
この調子で、全部収穫してしまいましょう。

思ったよりたくさん収穫できました。
今年はなかなか豊作の年ようです。
ちなみ収穫した生姜の一部(画像の左下)に、少し黒っぽい色の生姜があると思うのですが・・・


この少し色あせた生姜のことを「親生姜」といいます。
親生姜というのは、春に植え付けた「種生姜」のことです。
生姜の種は、じゃがいも等の種イモとは違い、子どもができても腐ったりはしません。
新しくできた新生姜と同様に食べることができます。
ただし新生姜と比べると味も香りも劣りますし、繊維が多くて筋張っているので薬味などにも向きません。
その分親生姜は辛味が強いので、煮物などの料理の臭み取りに使ったり、煮出して生姜シロップにするのに適しています。
私の場合、収穫したばかりの新生姜は「甘酢漬」けや「生姜糖」にすることが多いので、繊維の多い親生姜はあまり好きではありません。
親生姜は砂糖で煮込んで、生姜湯用のシロップにして保存しています。

とはいえ、親生姜は店頭で販売されることが少ないので、育てた人にしか味わうことのできない希少品とも言えます。
味そのものよりも、季節の食べ物としてその希少価値を楽しむ物なのかもしれませんね。
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