アスパラガスの育て方

アスパラガス

基本情報

分類 キジカクシ科
種まき 3月中旬~4月中旬
植え付け
4月中旬~5月中旬
収穫 4月上旬~6月上旬(3年目以降)
連作障害 3~4年あける
発芽適温 20~30℃
生育適温 15~25℃

種まき

  • セルトレイに2~3粒ずつ種をまき、薄く覆土する。
  • 発芽したら生育の良いものを残して1本に間引き、草丈が10cmほどになるまで育苗する。

「根株」を植えれば早く収穫できる

アスパラガスは種から育てると、本格的な収穫まで3年ほどかかってしまいます。
あらかじめ1~2年間育苗された根株(休眠中の根を掘り上げたもの)を植え付ければ1~2年で収穫できるようになるので、早く収穫したいなら大きめの根株を購入しましょう。

植え付け

  • 草丈10cmほどになった苗を、株間30~40cm、畝幅1メートルで植え付ける。
  • 根株を植える場合は、成長点(根株の付け根の部分)を5cmほど覆土できる深さに植え付ける。
  • 同じ場所で約10年は収穫できるので、植え付け場所はよく検討すること。

追肥・土寄せ

1年目

  • 植え付け1か月後から追肥を行う。
  • 7月頃まで1か月に1回のペースで追肥を行い、追肥と同時に株元に軽く土寄せする。
  • 冬に地上部が枯れたら地上部を刈り取り、株元に堆肥(お礼肥)を与える。

2年目以降

  • 春先の新芽が出始める頃(3月~4月頃)から追肥を行う。
  • 7月頃まで1か月に1回のペースで追肥を行い、追肥と同時に株元に軽く土寄せをする。
  • 冬に地上部が枯れたら地上部を刈り取り、株元に堆肥(お礼肥)を与える。

支柱立て

  • 茎が伸びて葉が茂ってきたら、株が倒れないように支柱を立てる。
  • 畝の周囲に支柱を立て、株全体を囲むように紐を張る。

収穫(3年目以降)

  • 茎が25cmくらいの長さになったら収穫する。
    (植え付けから2年間は、株を充実させるため収穫は行わない方が良い)
  • 6月上旬頃まで収穫できるが、すべての芽を収穫してしまわないよう注意する。

来年のために芽を残す

6月上旬頃に収穫量が減ってきたら、収穫を控えるようにしましょう。
太い芽を10~15本ほど伸ばして光合成をさせることで、来年のための栄養を根に貯蔵させることができます。

枯れ葉の処理(冬場の管理)

  • 冬に地上部が枯れ始めたら、枯れた茎葉を株元から刈り取る。
  • お礼肥として株元に堆肥を施す。

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ABOUTこの記事をかいた人

86年生まれの酒が飲めない九州男児。 家庭菜園が好きすぎて自分の畑を手に入れるためだけに農家になった。 5年前に新規就農し、現在は野菜のネット販売でお金を稼ぎながら家庭菜園を楽しむ「JAに野菜を売らない農家」。 現在家庭菜園16年目。