基本情報
分類 | イネ科 |
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種まき | 4月下旬~5月下旬 |
収穫 | 7月中旬~8月中旬 |
連作障害 | 連作障害は出にくい |
発芽適温 | 25~30℃ |
生育適温 | 20~28℃ |
種まき
- 幅1メートルの畝をたて、株間30cm、条間50~70cmで直まきする。
1か所に3粒ずつ種をまき、1cmほど覆土する。 - 受粉しやすくするため、必ず2列以上で栽培すること。
- 発芽するまでは、不織布などで鳥よけをする。
育てるトウモロコシは1品種のみ!
トウモロコシは交雑しやすいので、同じ畑で異なる品種を栽培することはできません(キセニア現象)。
複数の品種を栽培したい場合は、種をまく時期を2週間以上はずらしましょう。
間引き
- 本葉1~2枚になったら不織布を外し、1か所2本に間引く。
- 本葉が4~5枚(草丈20~30cm)になったら、さらに間引いて1本にする。
- 根を傷めないように、間引く苗は引き抜かずにハサミで切り取ること。
追肥・土寄せ
- 2回目の間引きをして1本になったら、株元に軽く追肥を行う。
- 1回目の追肥から半月後に2回目の追肥を行い、雄穂が出始めたころに3回目の追肥を行う。
- 株を倒れにくくするため、2回目と3回目の追肥後には株元にしっかりと土寄せを行う。
※マルチ栽培の場合はしなくてもいい
わき芽は取り除かない
トウモロコシは成長すると株元からわき芽が生えてきますが、これは取り除かずに残しておきましょう。
無理に取り除くと、株が倒れやすくなったり生育が悪くなる原因になります。
人工授粉
- 雄花が開いたら、雄穂を手で揺らして花粉を落とし雌穂のヒゲに受粉させる。
雄穂を切り取って、直接雌花に擦りつけて授粉させてもよい。 - 株数が多い場合は自然に受粉されることが多いが、人工授粉をした方が実の入りは良くなる。
受粉したら雄穂を切り取る
受粉して雌穂が膨らみ始めたら、株の頂点にある雄穂はすべて切り取ってしまいましょう。
トウモロコシの害虫である「アワノメイガ」は雄穂の花粉に誘われるので、雄穂を処分することで被害を減らすことができます。
摘果
- 1つの株に雌穂が2つ以上ついたときは、一番上部にできた1本を残して早めにかき取ること。
かき取った穂は「ヤングコーン」として食べることができる。
収穫
- 雌穂が膨らんでヒゲが茶色く枯れてきたら収穫適期。
雌穂を手で持ち、下向きに倒すようにして折り取って収穫する。 - 生のトウモロコシは味の劣化が早いので、収穫後は早めに調理する。
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