こんにゃくの原料であるこんにゃく芋は、10月下旬から11月に地上部の葉が枯れてから一斉に収穫されます。
大きく育ったこんにゃく芋を掘り上げると、収穫したイモの周りにこのような小さい種イモが見つかることがあります。
これは生子(きご)といって、こんにゃく芋の赤ちゃんです。
今はまだ手のひらに収まるほどの大きさですが・・・
この生子を保存して春にまた植え付けることで、2~3年後には右のような立派なこんにゃく芋に成長します。
通常、こんにゃく作りに利用されているこんにゃく芋は、この生子を3年ほど育てたものなのです。
ところでこの生子というのはどのようにできているのかというと・・・。
このように親芋から伸びた茎のようなものの先にできるのです。
上の画像の赤く囲まれた部分が生子になる部分です。
親芋がある程度の大きさまで成長すると、このような茎を何本も伸ばして赤ちゃんである生子を増やすのです。
この生子は成長するにつれて自然と萎れて切り離されるので、親芋を収穫した時には繋がっていないことも多いです。
そのため親芋の周りに小さな生子がコロコロと埋まっているのですね。
同じ芋でも、ジャガイモやサツマイモとは増え方が一風変わっていて面白いですね。
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