ナス(ナス科)

ナス

連作障害:3年

種まき:2月中旬~3月上旬
(苗):4月下旬~5月中旬
収 穫:6月上旬~10月中旬

種まき

  • セルトレイに1粒ずつ種をまき、薄く覆土する。

栽培のポイント
ナスの種まき時期はまだ気温が低いので、ハウスなどの加温設備が必要になります。
手間も時間もかかるので、家庭菜園では苗を購入したほうが無難です。

植え替え

  • 本葉が出たら、根を傷つけないようにポットに植え替える。

植え付け・支柱立て

  • 本葉6~7枚になったら、株間60cmで植え付ける。
    植え付け後に、乾燥と泥はね防止のため株元にしきわらをする。
  • 植え付け後、株元に垂直に支柱を立てて誘引する。

わき芽かき

  • 1番花がついたら、1番花の上下のわき芽を1本ずつ残して他のわき芽をすべてかき取る。
  • 主枝と側枝2本を伸ばす、3本仕立てにする。

支柱立て

  • 2本の側枝が伸びてきたら、支柱を側枝に沿わせて斜めに立て誘引する。

追肥

  • 最初の実がついたら、1回目の追肥を行う。
    以降、1か月に2回の間隔で追肥を行う。

収穫

  • 品種によって異なるが、一般的なものは開花から15~25日が収穫適期。
  • 最初の1,2個の実は、株を弱らせないため小さいうちに収穫する。

整枝

栽培のポイント
ナスは放任栽培すると、わき芽を次々と伸ばして実をつけるため株が弱ってしまいます。
適切に整枝(摘心)をすると、長期間良い実が収穫できるようになります。

整枝の手順

  1. 側枝に花が咲いたら、花が咲いている節のひとつ上の葉を残して摘心する。
  2. 実を収穫したら、実のついていた枝の下の葉2枚を残して枝を切り戻す。
  3. 枝を切り戻すと、残した2枚の葉の節からわき芽が発生して花が咲くので、同じように摘心と整枝を繰り返す。

更新剪定

栽培のポイント
収穫を繰り返していると、だんだん株が弱って生育が悪くなってきます。
7月下旬~8月上旬頃に更新剪定をすることで、株が元気になって質の良い秋ナスが収穫できるようになります。
ただし、更新剪定をするとしばらくナスの収穫ができなくなるので、株が複数ある場合は更新剪定しない株を残しておくと良いでしょう。

更新剪定の手順

  1. 主枝と側枝を、それぞれの枝に1~2枚の葉が残るように切り戻す。
  2. 株元から30cmほど離れた地面にスコップを差し込んで、株の周囲の根を切る。
  3. 根切りをしたら、株の周囲にできた溝に追肥と水遣りを行う。
  4. 1か月ほどで新しい根とわき芽が発生し、秋ナスを収穫することができる。

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