玉ねぎ苗の選び方と植え付けのポイント

玉ねぎ苗

あらゆる料理に使えて、いくらあっても困らない野菜「玉ねぎ
栽培もそれほど難しくなくて、スペースも取らないので家庭菜園初心者にもおすすめです。

今回は、玉ねぎ栽培で失敗しがちな苗選びと植え付けについて気を付けるポイントを紹介します。
上手に栽培して美味しい玉ねぎをたくさん収穫しましょう。

苗を用意する前に畑の準備をしておく

玉ねぎは苗を植え付けてから収穫まで半年以上かかります。
畑にある期間も長いので、それだけ事前の準備が大切になります。

化成肥料で栽培する場合は苗を買う1週間前に。
有機肥料や堆肥を使う場合は、3週間前には畑の準備をしましょう。

特に有機肥料で栽培する場合は、その匂いにつられて玉ねぎの害虫「タマネギバエ」が発生しやすくなります。
事前に土と肥料を丁寧に耕して、しっかり肥料と土を馴染ませてから苗を植え付けるのが成功の秘訣です。

タネバエ幼虫

苗を食害する「タマネギバエ」

玉ねぎ用のマルチを張る

玉ねぎマルチ

玉ねぎ栽培にマルチは必須ではありませんが、やはりマルチがある方が格段に楽に栽培できます。

水分保持と、肥料分の流出を防いでくれるので、マルチ無しの栽培よりも早く大きな玉ねぎが収穫できるようになります。
なにより、玉ねぎ栽培で一番厄介な雑草を防いでくれるので、「苗が小さいときに雑草に負けて大きくならない」という問題が起きにくくなるのが最大の利点です。

畑に行ける頻度が高く、こまめに草抜きができるならマルチ無しでも良いですが、畑に行ける頻度が少ない週末農家ほどマルチの効果を感じられると思います。

ただし、マルチを張ると「追肥がしにくくなる」というデメリットもあります。
その場合は「一発肥料」などの玉ねぎ専用肥料を使うと追肥が不要なので便利です。

マルチを使用するなら、玉ねぎ専用の穴あきマルチがあると便利です。
最初からマルチに穴が開いているので、紐などを張らなくても真っすぐに等間隔で苗を植え付けることができます。

信頼のできる店で良い苗を買う。

玉ねぎの出来は、苗選びの段階で半分近くが決まっていると言っても過言ではありません。
栽培に慣れたら自分で種から育ててみるのも一つの楽しみですが、最初は苗を購入するのが良い選択だと思います。

良い苗のポイントは苗の「太さ」と「鮮度」です。

良い苗

玉ねぎ苗の太さは「えんぴつの太さ」と同じくらいが最も良いと言われています。
あくまで目安なので多少の誤差は問題ありませんが、細すぎると冬を越すことができず、太すぎると春にとう立ちしやすくなります。
玉ねぎ苗は束で売られているのが普通なので、すべてが適切な太さの苗を買うことはできませんが、できるだけ苗の大きさが揃っているものを選びましょう。

次に大切なのは苗の「鮮度」です。
苗を選ぶときは、全体がみずみずしくて、葉がピンと立っているものを選びましょう。

「干し苗」といって、あえて苗を乾燥させて根付きを良くするという技術もありますが、初心者がいきなり行うのはおすすめできません。
また、店で乾いている苗は干し苗ではなく、ほとんどの場合ただ売れ残って苗が萎びているだけです。

良い玉ねぎ苗を買うなら農業の専門店の方が良いですが、最近はホームセンターでも良い苗が手に入ります。
ただしホームセンターなどの農業が専門でない店は、苗を管理する技術がイマイチなことも多いので、苗を買う場合はできるだけ客の出入りが良い店で買いましょう。

客が多い店であれば、それだけ苗が売れるペースが早いため、新しい苗が次々と入荷されます。
結果として常に新しい苗があるので、苗を管理する技術が高くない店でも良い苗を買うことができるのです。

植え付け時期を守る

玉ねぎは品種と育てる地域によって植え付け時期が大きく違います。
そのため、家庭菜園の参考書に書かれている植え付け時期を過信してしまうと、植え付けの適期を外してしまうことがあります。

苗を適切な時期より早く植えてしまうと、苗が大きくなりすぎて春にとう立ちしやすくなります。
また、気温が高い時期に苗を植えると、それだけ害虫の被害にあう可能性も高くなるので良いことがありません。

反対に、あまり植えるのが遅れてしまうと、苗がきちんと根付くまえに気温が下がってしまい冬を越せなくなってしまいます。

ホームセンターなどは特に顕著ですが、最近は植え付けの適期よりもかなり早めに苗が売り出される傾向にあります。
苗の販売が始まると、植え付け時期が来たと思って慌てて買ってしまうかもしれませんが、苗の品種と自分の住んでいる地域を考えて、植え付けの時期が来てから苗を購入するようにしましょう。

玉ねぎの収穫

色々ポイントを書かせてもらいましたが、結局は「良い苗を選んで適切な時期に植え付ける」ということが一番大切です。
育てるポイントに注意して、美味しい玉ねぎを収穫できるようにしましょう。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

86年生まれの酒が飲めない九州男児。 家庭菜園が好きすぎて自分の畑を手に入れるためだけに農家になった。 5年前に新規就農し、現在は野菜のネット販売でお金を稼ぎながら家庭菜園を楽しむ「JAに野菜を売らない農家」。 現在家庭菜園16年目。